序曲
出典: 愛LoveJp提供 クラシック音楽の愉しみ方
ジョアキーノ・アントーニオ・ロッシーニ「序曲」(1792-1868 イタリア)
ロッシーニは1792年にイタリアで生まれた作曲家です。ボローニャ音楽院で作曲を学び、「セビリアの理髪師」など、生涯に37のオペラを作曲しました。その最後の曲が「ウィリアム・テル」です。
ロッシーニは「ベルカント」と呼ばれる声楽の歌唱法でよく知られています。ベルカントに明確な定義は無いのですが、自然で美しく、声域の全体にわたって均質な声を発生することであると理解されています。いずれにしても、声楽を語るとき、ロッシーニが何を追求したか、ベルカントとは何かという課題は避けて通ることが出来ないのです。
「ウィリアム・テル」のストーリーを紹介しましょう。
ウィリアム・テルはスイスの弓の名手です。時の代官が公園に自分の帽子を置き、前を通る者全員に頭を下げるように命じるのですが、テルは頭を下げなかったので逮捕されます。代官から、息子の頭の上に置いたリンゴを、クロスボウと呼ばれる弓で射ることを命じられたテルは、見事にリンゴを射貫いた後に、代官を射殺するという物語です。
ロッシーニが作曲したこの物語は、イタリア語で「ギョーム・テル」と呼ばれいます。なかでもこの序曲は有名で、オペラと切り離して、弦楽曲としてもよく演奏される曲のひとつです。
