四季

出典: 愛LoveJp提供 クラシック音楽の愉しみ方

アントニオ・ヴィヴァルディ 四季(1678-1741 イタリア)

 「日本人の最も好きなクラシックの曲は」と聞かれれば、おそらくこの「四季」は上位にランクされるでしょう。ヴィヴァルディは1768年にヴェネツィアに生まれました。父はサン・マルコ大聖堂のヴァイオリン弾きで、ヴィヴァルディにも幼少の頃よりバイオリンの手ほどきをしていたと考えられます。

 多くの楽団がこの曲を演奏していますが、得に有名な録音は、イ・ムジチ(I MUSICI)合奏団による演奏でしょう。イ・ムジチ合奏団は、指揮者を置かない合奏団として12人の若手奏者が1952年に創設した比較的新しい合奏団です。

 「イ・ムジチ」は音楽家達という意味です。コンサートマスターは、初代のアーヨから既に6代交代していますが、来日公演も多く、日本人にとって最もなじみが深い弦楽合奏団かもしれません。

 ヴィヴァルディの音楽はどれもリトルネロ型式で書かれています。これはバロック時代の協奏曲によくみられる型式で、同じ主題が繰り返される点はロンド型式と同じですが、最初と最後の調が同一であり、中間部分は異なる調で演奏されます。一般に両端の部分は全ての楽器で演奏され、中間部分は独奏に近い型式になっています。

 「四季」はこの曲の現代ではなく、1725年に出版されたヴァイオリン曲集「和声と創意の試み」の一番から4番を、一般的に「四季」と呼んでいます。

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