ハレルヤコーラス

出典: 愛LoveJp提供 クラシック音楽の愉しみ方

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル「ハレルヤコーラス」(1685-1759 ドイツ)

 ヘンデルはバッハと並ぶバロック音楽の巨匠で、バッハが音楽の父といわれるのに対して、音楽の母といわれています。

 ヘンデルは、ドイツのハノーファー公の宮廷音楽長でしたが、その地位を保持したまま、1727年にロンドンに移住します。その後1714年、アン女王の死去によりハノーファー公がイギリス王ジョージ1世として迎えられると、1727年にイギリスに帰化しました。

 バッハが教会音楽に力を入れたのと違い、ヘンデルは劇場用の作品に力を入れた作曲家でした。

 この「メサイア」は、オラトリオの一つです。「オラトリオ」というのは、本来は祈祷所の意味ですが、聖書から抜き出した物語を小さなオペラのような型式にして、劇場で上演した作品を指すようになりました。

 メサイア、つまり救世主、イエス・キリストの物語の中で、イエスをたたえるコーラスとしてハレルヤコーラスが演じられたわけです。

 ヘンデルはこの作品以外にも沢山のオペラをかき、管弦楽のための曲も作曲しました。管弦楽組曲「水上の音楽」「王宮の花火の音楽」はどちらも有名で、今日でもよく演奏されます。

 ちなみに、イギリスへの帰化がジョージ1世の載冠に遅れたのは、ヘンデルの勝手な移住によるわだかまりが原因でしたが、ヘンデルが「水上の音楽」を献上したことで仲直りしたといわれています。

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